2/4はどこを受験するか
2/4は私の誕生日前日である(そんなことはどうでもよい)。この時点で各受験校の併願具合がどうなっているか。想像しただけで震えてくる。
持ち偏差値は52.9です。
(後期の全国公開模試の平均)
合否の状況で以下を受けようと想定していた。
・2/4午前→高輪C(偏差値N54)/世田谷③(偏差値N59)/芝②(偏差値N63)
・2/4午後→広尾学園小石川⑤(偏差値N56)/受けない
※Nは日能研R4偏差値。R4とは合格率80%ライン
そしてまたこのエクセル表である。ここにはその日の時系列での予定が書いてある。何時に試験の集合開始か、何時に終了するか。そして、一番大事なのは、合格発表の時刻と翌日以降の出願の締切である。2/4入試でいうと芝②の出願締め切りが2/3 12時なので要注意。前日の24時まででしょ?とかいって余裕をかましてるとこういう落とし穴があったりする。なので、(仕事はそっちのけで)事前にエクセル表を作ることをおすすめします!
2/1~2/3の合否で決める受験併願パターン
2/1~2/3の合否の具合で以下のように受験併願パターンを考えていた。
①2/1か2/2で攻玉社〇の場合
→芝②(偏差値63)に挑戦!御三家落ち(失礼)の受験生が多くて難関なのは百も承知だが、自宅から地理的にも近いし受けてみるのもいいかも。ワンチャンあるか。まあ攻玉社も受かってるし、あまり気負わず受けてみちゃおうという何とも贅沢な余裕派プラン。
②攻玉社両日ともに×。暁星/高輪/成城のどれかが〇
→世田谷学園③(偏差値59)に挑戦。世田谷学園も近年進学実績が非常によいので注目していた学校(ていうか、直前まで受ける気まんまんだった)。高輪/成城と世田谷学園だったら世田谷に進学するかな、暁星とだったら迷うかなということで世田谷を選択。しかし、世田谷学園の受験日の中で2/4が一番厳しいのは知っている。午後は広尾学園小石川⑤(偏差値56)という選択肢があるが、暁星/高輪/成城が受かっていたらこっちに行くので回避。午後は受験せずに、想定される2/5受験に備える。
③攻玉社両日ともに×。暁星/高輪/成城のどれも×。かえつ有明〇
→かえつ有明のみ合格の状況。この場合、2/4午前に高輪C(偏差値54)を受験。2021年度入試の実績では360人実受験して、70人合格。5.1倍の狭き門ではあるがまだ可能性はある。午後は広尾学園小石川⑤を受験か。2/4午後は広尾学園小石川の中で最後の受験日であり、定員10人(実合格者数でも17人)に対して、171人受験者がいて倍率10倍を超える(2021年度実績)ので、かなり難易度が高く水モノである。広尾学園という看板は魅力的だが、地理的にはかえつの方が近く、本人もかえつがよいというので、受けても受けなくてもいいかなぐらいな感じ。なので午前の高輪Cに賭けるしかない。
④攻玉社両日ともに×。暁星/高輪/成城/かえつのどれも×
→つまり全滅状態。源平討魔伝的に言えば「風前の灯火」状態。この場合、2/4午前に高輪C、午後に広尾学園小石川のパターン。とにかく今は1つでも合格が欲しい!
と、このように想定していた。
実際は、↑のように2/1攻玉社①→〇、2/1かえつ有明→〇だったので、①のパターンとなった。ここで息子も私もすっかり気持ちと緊張の糸が切れていたのだが、せっかくの中学受験、ここで終わったらもったいない!と思ってきた。
なので、ワンチャンで芝②を受験を決意する。持ち偏差値+11を受験。こんなことは2/1に早々と合格してしまったという余裕がなければできないことである。
ちなみに2/5の併願はこんな感じ
ここまでもつれると熱望措置を期待して攻玉社特選(偏差値63)に特攻する(ちなみにそういった措置は聞いたことがない)か、まあ普通に考えたら成城③(偏差値55)を受けるだろうが、この偏差値帯も実はわりと危険だったということをこれを書いていて気が付いた。
思い切って芝中学を受験
芝中学の受験については以下のように考えた。
・今回の受験で、偏差値的に攻玉社の55以上のところを受けていない。合格したのは、佐久長聖(偏差値48)、専大松戸(偏差値52)、攻玉社(偏差値55)、かえつ有明(偏差値50)である。唯一不合格だった早稲田佐賀①は攻玉社①と同じ偏差値55。(補足:当時の日能研の12月予想偏差値による。のちに偏差値59に難化していたことが判明)
・攻玉社合格はもちろん万々歳であるが、ここにきてもっと上の難易度も試してみたい。
・今の状態であれば落ちてもノーダメージだし、受かればラッキーで自信にもつながる
・ノーダメージとは言ったが、落ちたことによってこの不合格を次の大学受験への糧としてほしい
・ちなみに万が一合格したとしても攻玉社への熱望は揺るぎない
・あとは、通っていた日能研への感謝。少しでも合格実績を上澄みできればいいなと。(もちろん塾関係者には煽られてはいない。でも、こちらから切り出したら、挑戦する価値はあるでしょうと背中を押してくれた)
もちろん無謀だということはわかっています。
芝中も実は学校説明会に行って、素敵な学校だということはよくわかってました。でも中学受験は人生でたった一度しかなくて、やり直しがききません。あとになって「受けときゃよかったなあ」と思うくらいなら、受けるしかないと思いました。(ちなみに受けるしかないなと思ったのは親であって、息子は完全にやる気なしの収束モードです。)
受験の戦績はわりと後まで残ります。
でも、息子に言ったのだが、自分自身も中学受験のときはどうだったとか、高校受験や大学受験のときはどうだったかという話をいまだにしたりします。あの時、ああしとけばよかったかもとか思うことも多数。大学に入ってみれば、いろんな人がいるんですが、学部によってのヒエラルキーがあったり、はたまた出身高校でマウントがあったり。同じ大学なのになんとも面倒くさい。そんな時に、自分はあの時あそこ合格してたけど、こっちに進学したとか、そんな微妙でどうでもいいことが自分の支えになったり、マウントへの対抗策だったり、逆マウントだったり、ただの飲み屋でのネタだったり、3年間頑張ってきたことの結果は、成功であれ失敗であれ何かをもたらせてくれることは事実だと思うのです。
なので明日、最後の中学受験に向かいます。