2022年2/1 第4戦 攻玉社入試当日

入試本番

2月1日、東京・神奈川ラウンド開幕

首都圏の多くの受験生が本日本番を迎えました。
弊息子は攻玉社中学(偏差値N55※)を受験します。
※日能研の予想偏差値。合格率80%ライン。
(2022年4月追記)2022年度入試結果偏差値56と若干難化

攻玉社中は目黒線不動前駅から徒歩2分程度の好立地であるのだが、集合時間が7時~8時と若干長め&早めに設定されているので、7時20分駅着を目標に家を出る。先日の専大松戸の時と違って、もうすっかり明るくなっている。2月と言えば、気温としては1月より冷え込むのだが、日中の長さとしては12月下旬の冬至を過ぎたころから日が長くなって、2月ではもうだいぶ長くなっている、なんて中学受験の理科で学んだことを実感する。

不動前駅から攻玉社中に向かう坂道。思ってたより人がいない。みんなもっと早く来ているのか。あるいは、もっとぎりぎりなのか(たぶん後者?)。

正門の前。ここから中に入って1号館の前で解散。「あとは頑張って」と送りだすしかない。






さて、受験直前の1/27に攻玉社中からメールが届いていて、スケジュールと上記の入退場方法の図を記した文書にアクセスできる。(当日、入場時に渡される文書と同じ。※入場方法の図がないだけ)

内容は、
・当日の時間割
・コロナ対策で保護者の控室は設けない。門も一旦閉めて、再び開門するのは11:45
・試験問題の販売はしない
・床面保護のため、革靴・ハイヒールで校庭に入れない
・教員との個人的な面会は禁止
・合格発表はサイトのみで、校内掲示はしない
・電話での合否の問い合わせには答えない
・入学手続きは2/1 19時~2/5 15時
・合格証も上の期間中に印刷できる

入試の時間割

まず入学試験の時間割。
実は入試要項に各教科の時間割も集合時刻も書いていない(学校説明会でもらうパンフレットにはこの時間割が書いてあるが、Webでは明らかになっていない)。午後受験する人は終了時刻がわからないのでやきもきするところだが、日能研の学校別情報ページ(合格ホットライン)に前年度の時間割が記載されていたので、大方予想していたとおり前年度と同じ時間割だった。
※あとこのブログもきっと役立つことでしょう

集合 08:00(開門07:00)
諸注意 08:10~08:25
国 語 08:30~09:20(50分)
社 会 09:35~10:15(40分)
理 科 10:30~11:10(40分)
算 数 11:25~12:15(50分)
退 場 12:25~

開門が7時からと早いのと、算数が最後というのが特徴か。休憩時間は15分と一般的。

保護者の控室

2022年度はコロナ禍の前年に引き続き、保護者の控室は設置されていない。

なので、どこかで待機することになる。再び入れる再開門時間は11:45。私の場合は、1駅先の武蔵小山駅の漫画喫茶「快活クラブ武蔵小山駅前店」で時間をつぶす。他の喫茶店は8時営業開始なので、7時台に着いてしまった場合は24時間営業の快活クラブがおすすめ(名前は怪しいけど笑)。個室も完備。

コロナ前の2020年度は基本校内での待機がOKだった。開放されていたのは、地下2階の講堂(体育館)と1階の食堂(生徒ホール)。1階の食堂は人気なので席が確保しづらく、講堂は電波が入りづらいのであまり人気がなかったようだ。

↑講堂。1500名収容できるので広い。でも電波が入りづらいとか。
攻玉社学校サイトより

人気の食堂の席を確保する場合は7時の開門と同時に行った方がよさそう

試験問題の販売

2022年度は販売なし!

これまで第1回の試験問題を12時ころから4科目500円で販売していたらしい(問題のみ。解答なし)。第1回(2/1)と第2回(2/2)の問題がわりと似ていた傾向があったので、2回目だけ受ける受験生が当日購入し、急いで翌日の対策を練るみたいなことができたのだが、今年度は販売しない。これは第1回+第2回を両方受ける受験生”熱望組”にとっては嬉しい展開だ。

2回目を受験する場合、1回目の試験問題を買って対策を練るのが定石だが、2022年度は販売がなかった




午後受験者は気になる解散時刻

午後受験をする人は気になる解散時刻だが、試験終了10分後の12:25から順次退場で、受験番号〇~〇番が退場するとアナウンスがあるとのこと(合格ホットラインによると前年2021年度は30番づつ、コロナ前の前々年度2020年度は40番づつ早い順から呼ばれたらしい)。受験番号が早い方がいいのか、遅い方がいいのか、2022年度はどうだろうか。

12:25に退場予定となっていたので、12:20頃に校舎へ戻る。既に待機している保護者がいる。

12:25から1001番~1030番がさっそく先生に引率されて校舎の外に出てくる。前年2021年と同じ30人づつのようだ。が、数秒後にすぐに1031番~1060番が出てきて、また数秒後に1061番~という感じで、とてもスムーズ。200番台後半だった幣息子も4分後に出てきて12:30には合流できた。校舎から駅も近いので12:35ぐらいの目黒線に乗れた。

2022年度入試も受験番号の早い順から解散。だが、遅くても10分以内には全員出てくる

午後入試が控えていると解散時刻が気になるところだが、攻玉社中はとてもスムーズだった。こういうところに学校の良さが現れる気がする。さて、のんびりしてられない。午後はかえつ有明中を受験するため、急いで東雲駅へ向かう。

合格発表

2/1 19時~2/5 15時まで合格発表専用サイトで確認できる。コロナ前のような校内掲示はない。入学手続きも、合格証の印刷もこの期間。




”熱望組”とは

攻玉社中では、第1回(2/1)・第2回(2/2)入試を同時出願して受験すると”熱望組”とみなされて、入試の成績を優遇される。

学校が配るパンフレットにも書いてあるし、学校説明会でもそのことについて言及がある。具体的には、”熱望組”の受験生は、合格最低点に達していない場合でも、ある範囲で点数をプラスして、合格最低点に達すれば正規合格として発表するとのこと。これは第1回、第2回の成績でどちらか合格最低点に近い点を基準にするとのこと。具体的には、第1回の合格最低点が180点で本人の成績175点、第2回の合格最低点が190点で本人の成績が180点だったとして、仮に加算点をプラス5点とした場合、第1回の本人の成績に5点を加算すると合格最低点に達するため合格にするとのことだ(第2回での発表で合格とする)。2020年度入試ではなんと”熱望組”の合格が30人もいたとか。
※2022年度攻玉社パンフレットより抜粋

これはどういうことかと言うと、第1回(偏差値N55)でダメだったとしても、難易度が高まる第2回(偏差値N61)も頑張って受験すれば救われる場合があるということだ。ちなみに、第2回入試(2/2)は、御三家、難関校受験組が受けにくるため、難易度がぐっと上がる。なので、純粋に第2回の入試で合格最低点を突破することは難しくなるのだが、仮に第1回で合格最低点の数点差で不合格だった場合は、この制度によって第2回で合格するということになる。

その証拠がこちら。

第1回入試(2/1)
R4偏差値55→R3偏差値53

第2回入試(2/2)
R4偏差値61→R3偏差値54
※R4偏差値:合格率80%、R3偏差値:合格率50%。数値は日能研

第1回のR4偏差値とR3偏差値の差が55→53の2しかないのに対して、第2回はR4偏差値が61もあるのに、R3は54と7も開きがある。これは偏差値54の人でも5割の確率で合格している、つまり熱望組が一定数合格していることによる数値だ。R4偏差値の61だけ見ると、ちょっと敬遠したくなる難易度だが、この熱望組の制度によって敗者復活も大いにありうるのだ。

補欠合格、繰上げ合格は

学校説明会では昨年の次点が11名いたと言っておりましたので、熱望組でも届かなかった微妙な1点差の方が11名程度いたということでしょう。合格手続きの締切が2/5 15時なので、この時刻を過ぎたあたりから繰上げ合格の電話をし始めるということでしょう。この時間帯は電波の入るところに待機、電話がかかってきたらすぐに対応できる状態でいるしかありません!