合不合の判定で志望校、併願校の候補を決定(2月)

入試本番

先日、最後の合不合判定テストがあり、データとして参考にできるのはこれで最後になりました。先日、塾の個人面談では志望校、併願校についてある程度の方向性は決まりましたが、最終的な判断は最後の合不合を持って決めようということになりました。

基本的には、9月以降の合不合判定テストの偏差値を軸にAライン80偏差値と照らし合わせながら併願校を考えていくことになります。で、次男君はというと9月(59.1)、10月(55.5)、11月(60.3)、12月(59.0)という偏差値でしたので、平均すると58.5となります。

面談後に想定していた志望校、併願校

2/1 午前 慶應普通部(65)①
2/1 午後 都市大等々力(60)⑤
2/2 午前 世田谷学園(57)⑥
2/2 午後 都市大等々力(59)⑤
2/3 午前 慶應中等部(65)②
2/3 午後 都市大等々力(57)⑤
2/4 午前 世田谷学園(57)⑥
2/5 午前 都市大付(58)⑦

※括弧内数字はAライン偏差値。丸数字は志望順

実はこの他に、
2/1午後 都市大付・算国(58)⑦ ※開始時刻に間に合えば
2/1午後 都市大付・算理(58)⑦ ※開始時刻に間に合えば
2/2午前 青稜(54)⑧
2/2午後 青稜(58)⑧
2/4午前 高輪(57)⑨
2/4午前 芝(64)④
2/5午前 成城(56)⑩
2/5午前 攻玉社(63)③
も密かに候補のうちに入れてました。

合不合の合否判定シミュレーションをしてみます

合否シミュレーションのやり方

「成績管理」の中に「合否シミュレーション」があります。ここで過去の合不合のテストを選びます。

すると、事前に登録していた志望校の判定と順位が出てきます。右上の「入試検索」ボタンを押すと、実は登録してない志望校も判定できるのです。

この画面から中学校を検索して、選択します。

そして右上の「追加」ボタンを押すと、新しく追加した学校の判定と志望者数とその順位まで出てくるのです。なんと便利!!

↓ちなみに過去の組み分けテストでも合否シミュレーションできます。5年生以下の方はご参考。

合否シミュレーションの考え方

①後期の平均偏差値58.5だったので、その数値に一番近くて直近開催の第6回 の偏差値59.0でシミュレーションする。
②後期4回の中で一番低かった回の偏差値55.5でシミュレーションする。

①は本番で出せる実力相応の目安、②は本番で失敗してもここまでは出せるという目安になる。つまり、抑え校やお守り校を受けるときは②を目安にすれば安心できそうだ。逆にワンチャンチャレンジ校狙いだとその時の一番いい偏差値を選んで判断してもいいかもしれない。うちの場合は、あまり変動がなかったので上振れのほうは期待していない。

2/1 受験校

※実質倍率や受験者数などは2025年の入試結果より。男女別の人数

2/1 午前

2/1午前受験予定は熱望校の以下の学校

2/1午前 慶應普通部(65)①


①偏差値59.0での判定は30%


②偏差値55.5での判定は20%未満。

塩すぎる判定だがもうここはぶれずに割り切って”特攻”。出願しなければ合格率は確実に0%だが、受験すれば0.001%でも奇跡はある。(諦めたらそこで試合終了by安西先生ってやつですね)

2/1 午後

2/1午前校の慶應普通部は午後に面接と実技があり、受験番号によって終わる時間帯(1430-1630頃)がかわる。早く終わった場合は午後受験(16時開始)に間に合う可能性がある。そこで間に合うことを想定して午後受験を考える。間に合う範囲で志望できるとしたら以下の4パターンがあった。

2/1午後 都市大等々力(60)⑤
2/1午後 都市大付・算国(58)⑦
2/1午後 都市大付・算理(58)⑦
2/1午後 世田谷・算(62)⑥


①偏差値59.0での判定はすべて80%でした。


②偏差値55.5での判定は都市大等々力25%、都市大付は算国50%、算理60%、世田谷算数30%。

これだけを見ると、都市大付の2教科にした方がよさそうです。都市大付は御三家、超難関校受験者の午後受験としての受け皿だったイメージですが、最近は受験者が巣鴨算数や世田谷算数、2/2高輪算数の1科目受験に流れているようです。また等々力も難化しているようです。

2/1午後 等々力  実質倍率1.7倍(147名合格/受験者248名)
2/1午後 都市大付 実質倍率1.6倍(559名合格/受験者884名)

倍率もそれほどかわらないようです。判定的には都市大付が入りやすそうなので、あくまで「入試時間に間に合えば」ということですが、都市大付の算国に出願しようと思います。

2/2 受験校

2/2 午前

2/2午前 世田谷(56)⑥
2/2午前 青稜(54)⑧

2/1と2/3が特攻のため、2/2は極力安全校でいかなければなりません。この日で1つも合格がとれないとかなり厳しくなるからです。

①偏差値59.0での判定は両校ともに80%でした。

②偏差値55.5での判定は世田谷70%、青稜80%です。

どっちも確率は高そうだけど、より安全に行くなら青稜となります。が、意外と倍率高いんですよね、青稜。

2/2午前 世田谷 実質倍率1.8倍(223名合格/受験者408名)
2/2午前 青稜  実質倍率3.2倍(37名合格/受験者106名)

うーん、悩ましいですね。世田谷は受験者も多いけど、合格者も多い。223名もの合格者が出るなら入れそうな気がしてきます。

2/2 午後

2日午後も安全に行きたいところだが、午後になると偏差値帯が上がってきます。

2/2午後 都市大等々力(59)⑤
2/2午後 青稜(58)⑧

①偏差値59.0での判定は両校ともに80%でした。

②偏差値55.5での判定は等々力30%、青稜50%です。

Aライン偏差値では1しかかわりませんが、判定になるとわりと差がつきました。

2/2午後 等々力 実質倍率2.2倍(103名合格/受験者223名)
2/2午後 青稜  実質倍率2.2倍(66名合格/受験者145名)

同じ2.2倍なので単純に等々力のほうが難易度が高いのか。意外と青稜は午前よりも午後のほうが合格者を多めに出しています。午後を青稜とするならば、午前は倍率の低い世田谷にするほうがよさそうです。

2/3 受験校

2/3 午前/午後

2/3受験予定は以下の学校です。午前はぶれずに慶應中等部に”特攻”です。午後は他に候補がないので今のところ等々力のみです。

2/3午前 慶應中等部(65)②
2/3午後 都市大等々力(57)⑤

①偏差値59.0での判定は、慶應中等部35%で相変わらず塩判定。午後の等々力は80%でした。

②偏差値55.5での判定は中等部20%未満。等々力50%です。

2/3午後 等々力 実質倍率2.7倍(77名合格/受験者207名)

倍率も後半になってくるとどんどん高くなってきます。しかし、都市大等々力は2/1も2/2も受けなさそうなので、この2/3が本番になるかもしれません。

2/4 受験校

2/4 午前

2/4午後は候補があまりないので、午前受験だけとなります。(この時点で全落ちしてたら午後受験も検討。逆にわりと合格を稼いでいたらチャレンジで芝を狙う)

2/4午前 世田谷(57)⑥
2/4午前 高輪(57)⑨
2/4午前 芝(64)④

①偏差値59.0での判定は両校ともに80%、突然でてきた芝は50%でした。

②偏差値55.5での判定は両校ともに70%、芝25%でした。

2/4午前 世田谷 実質倍率4.3倍(50名合格/受験者216名)
2/4午前 高輪  実質倍率3.4倍(98名合格/受験者327名)
2/4午前 芝   実質倍率2.8倍(273名合格/受験者775名)

チャレンジの芝は置いといて、4日になってくると倍率も高くなってきます。偏差値だけみると両校はあまりかわらず、倍率は世田谷のほうが高そうです。どちらか悩ましいので12月の合不合判定テストでの志望者をみてみます。

2/4午前 世田谷 今年139名 昨年151名(前年比92.1%)
2/4午前 高輪  今年233名 昨年182名(前年比128.0%)
2/4午前 芝   今年507名 昨年508名(前年比99.9%)

危ない、危ない、世田谷は前年比より8%志望者が減っているのに対して、高輪は3割近く増えています。これを加味した上での偏差値とはいえ、ここは世田谷にした方がよさそうです。そして、さすがは芝。志願者がほとんど変動せず安定の人気です。

2/5 受験校

2/5 午前

5日の候補は非常に厳しい状況にあるか、あるいは他校の合格を勝ち取っていて、さらなる上位を目指すかどちらかになります。2日午前にターゲットとしてあった攻玉社はその日では回避しましたが、ここにきて5日受験で視野に入ってきます。

2/5午前 都市大付(58)⑤
2/5午前 成城(56)⑧
2/5午前 攻玉社(63)③

①偏差値59.0での判定は両校ともに80%、攻玉社は50%でした。

②偏差値55.5での判定は都市大付55%、成城75%、攻玉社は20%でした。

2/5午前 都市大付 実質倍率8.2倍(35名合格/受験者288名)
2/5午前 成城   実質倍率6.8倍(60名合格/受験者407名)
2/5午前 攻玉社  実質倍率2.7倍(39名合格/受験者107名)

倍率も5日になるとすごいことになってます。これだけ見ると攻玉社の倍率がかわいく見えますが難易度は高い。この日は他校の合否状況によってどこを受けるかかわりそうです。

まとめ

以上、合否シミュレーションと実質倍率をもとに各日にちで受ける候補をあげてみました。良かったときの偏差値をもとにする場合と悪かった場合とで結果がかわるので悩ましいのですが、チャレンジ校は良かったときの判定(目安は50%以上)、安全校は悪かったときの判定(目安は80%)を参考にするとよいのではないでしょうか。(”特攻”は判定関係なし)

次回は、実際に合格した場合、不合格だった場合で、どこに出願するか分かれてくるので、場合分けしたいと思います。

2022年長男の受験の時の併願の場合分けは↓↓